L'atelier de Karine | オリジナルウェディングアイテム は、現在準備中です。

2017/03/09 15:20

こんにちは。
オリジナルウェディングアイテムを製作・販売している【L'atelier de Karine -ラトリエ ド カリーヌ-】です。

今日はちょっと寄り道…な、“ウェディンググッズを作る際に必要なアイテム”のお話です。
突然ですが、ウェディンググッズはどんなアイテムを使って作られているか、ご存じでしょうか?
だいたいは普通のお裁縫や手芸の道具と変わらないのですが、時々いつもと違うものを使うことが多々あります。

例えば、印をつける際には白または黄色のチャコペンを使う、針はいつもより細い針を使う…など。
白や黄色のチャコペンを使う理由としては、生地の色が白なので色の強いものでしるしをつけてしまうと後で印の色が残ってしまう恐れがあること。
またいつもより細い針を使う理由としては、引っ掛けやすい繊細な生地が多いので通常と同じ太さの針で縫うと生地を傷めてしまうことがあるからです。
このあたりは学生時代に指導していただいた先生からみっちりと教えていただきました。
…と、なんとなくこのあたりは想像がつきそうですが…
他にも製作には欠かせない、ちょっと意外なアイテムがあるんです!
その一例をご紹介します。

①ハンドクリーム
なぜハンドクリーム?何に使うの?と疑問に思う方も多いと思いますが、
手が荒れていると繊細なサテンの生地に引っかかってしまい、ひどいときには生地にひっかけを作ってしまうことがあるからです。
製作の前日などは念入りに手のコンディションを整えておく必要があります。

②爪切り
こちらも上記の理由と同じで、爪が割れていたり先が滑らかになっていないと、
繊細なサテンの生地に引っかかり、生地にひっかけの傷を作ってしまうことがあります。

私は爪が薄く割れやすいので、学生時代は必ずポーチに爪切りが入っていました。
家で作業していればよいのですが、学校に行ってしまうと爪切りを探すのはなかなか難しいので…。
20代前半のオシャレに敏感な時期にリップやチークは忘れてしまっても、爪切りは絶対忘れられないアイテムだったのです。

そんなこんなで、特に乾燥する冬の時期などは、手や爪のケアはかかせません!
また製作に入る前には、まず手に傷がないかもチェックする必要があります。
真っ白な生地を汚すわけにはいきませんからね…。
万が一けがしたり針で刺してしまう時のことも考えて、学生時代は絆創膏も常に持ち歩いているアイテムでした。

③お箸
これはリングピローを作るときに使用する必須アイテムです。
綿を四隅の奥まできれいに入れるのに欠かせないアイテムなのですが、
お箸の材質も木のようなものだと生地にひっかけてしまう為、漆塗りのような表面がつるっとしたお箸を選びます。

余談ですが、ドレス製作では食パンを使ったこともあるんです!
これは必須アイテムではなくアクシデントで仕方なく使ったアイテムなんですが…。
徹夜続きでドレスを製作をしていた学生の頃、寝不足で頭が働いていなかったのかアイロンの温度設定を誤ってしまい、
うっかりほぼ完成状態にあったドレスの一部を焦がしてしまったことがあったのです!

次の日に半泣き状態で先生に相談したところ、食パンを用意するよう促され急いで用意すると、
半信半疑で先生を見ている私に、「こうやれば落ちるのよ!」と、焦げにパンをこすっていきました。
すると、嘘みたいに焦げがきれいに落ちたのです!
一瞬先生の手は魔法の手なのかと疑いましたが、いろいろな経験をされてきた方の知恵なのですね…。
目からうろこの出来事でした。

もちろん、それ以来うっかりドレスや作品を焦がす…なんてことはありませんでしたが、
失敗から学んだちょっと意外な荒業?豆知識?でした!

この失敗談はさておき、こんな様々な意外なアイテムを使うくらい、
ウェディングの小物作りは神経を使いますし、繊細なんですね。
そんなことに細心の注意を払いながら、毎日コツコツ作品を作っております。

長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。
よろしければSHOPの作品をご覧になってくださいね。

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